MATRIX-2
THE INNOCENT PROGRAM
【 2 】
「トレインマンさんってやっぱり電車に居るんだね。」
「そうなのかしら…?」
「…トレインマンだ。」
「あの人?」
4人はセラフを先頭に電車の中を歩きトレインマンを探す。
セラフの後ろで会話していたとトリニティは彼の言葉に前方を見る。
彼の視線の先には一見浮浪者にしか見えない薄汚い格好で、髪の長い中年の男性が居る。
トレインマンらしき彼はセラフを見ると焦ったように立ち上がった。
「あっち行け近づくんじゃねぇ!!」
「面倒は避けよう。力を貸してくれ。」
「誰がお前なんかに!!!」
「きゃっ!?」
セラフの問いかけを一蹴りすると近くにあった急停止用のレバーを降ろす。
行き成り止まった為ぐら付いた車内でバランスを崩しかけたを支えつつトレインマンに視線を向けると、
彼は開いたドアから飛び出した。
慌てて彼の後を追う。
「トレインマンさんなんで逃げるんだろう?」
「!それより前見て!!」
「はっはいぃ〜。」
外見に似合わずかなり早く走るトレインマンを追いかける。
と、行き成り銃を此方に発砲してきた。
前方に居たセラフがを庇い壁に押し付ける。
トレインマンのほうを見ると何やら腕に嵌めた多数の時計を確認し改札口を飛び越えていく。
慌てて彼の後を追い改札口を次々と飛び越える。
「セラフ!!」
「ッ!?」
の掛け声にセラフは前方からの銃撃を慌てて柱の陰に隠れる。
顔を出せば撃って来るトレインマンにセラフの焦った声が響く。
「まずいッ!?」
セラフの視線がホームへ入ってくる電車に向ける。
トレインマンは時間を確認するとホームへ向けて駆け出した。
その後を追う4人。
だが、彼等が付いた頃にはトレインマンは反対側に行ってしまった後だった。
「しまった…。」
4人は仕方なく駅から出るとセラフの運転する車に乗り移動する。
セラフの隣に座りながらが呟いた。
「どうしてトレインマンさんは行き成りあんなことを?」
「…彼は私を知っているからです。」
「セラフってツインズのことも知ってるよね?それと関係があるの?」
「えぇ…。それより…預言者の元に戻りましょう。」
セラフの問に答えたのはトリニティだった。
後記
なんだかここら辺あんまり憶えてないんですが…。
セラフのすばらしい走りとか(笑)
う〜…次はメロさんのクラブかぁ…。
あそこ苦手なんだよなぁ…。
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