Happy Hallowe’en!!!






Happy Hallowe’en!!!

















「ね―…これで本当にダンテは喜ぶの?」

「あぁもうばっちり。」

「んむ――……」


10月31日本日は死者の蘇ると言われる日。
ダンテはこの日朝から引切り無しに掛かってくる悪魔関係の電話に引っ張りだこで朝から留守だった。
やはり死者の蘇る日と悪魔との繋がりがあるのだろうか。
それはさておき冒頭の会話。
は一体何をしているのかというと、よく自分の店に来てくれる客の一人からせっかくのハロウィンだからと衣装を貰ったのだ。
早速着替えたを見て彼は大変喜んだ。そしてその衣装でダンテを喜ばせてやれとのこと。
はあまりの格好に渋りながらも手作りのお菓子を手に彼の店へと向かった。


「ダンテ?って…居ないや…。」


ダンテは朝から不在。
ひっそりとした便利屋DevilMayCryには不気味な悪魔の頭しかその存在を主張する物がいない。
彼女はもう慣れてしまっている為そんな物に見向きもせず普段ダンテが座っている革張りの椅子にコテンと腰掛けた。


「なんだかダンテのお店って良く考えてみれば普段からハロウィンぽいなぁ…。」


はぁと大きな溜息をつくとそのまま引き込まれるかのごとく目蓋を閉じた。













「ったく‥全部雑魚ばかりじゃねぇか…。はぁ。」


それから数時間後依頼された悪魔達を一掃してきたダンテは面倒臭気に溜息をついた。
重そうな赤いロングコートを翻しながらようやく帰ってきた自分の店へ足を向ける。


「ん?」


誰も居ないはずの店に明かりが灯っている。
ダンテは訝しがりながらもそのまま何の躊躇いも無く扉を開く。


?」


目の前に飛び込んできたのは愛らしいの姿。
普段自分が使用している革張りの椅子に座って静かに寝息を立てている。
ダンテは思わず口元を押さえた…彼女のあまりの姿に。
彼女の貰った衣装。それは可愛らしいメイド服だった。
しかもご丁寧に猫耳まで付いた。
紺色の提灯袖にふんわりとしたスカートにお決まりの白いフリルの付いたエプロンを着けている。
彼女の黒く長い髪の間から覗くのは髪の色と同様の黒い猫耳。


「っ…おい。どうしたってんだコレは…。」

「ん……ぁ…ダ…ンテ?」


はダンテの気配に気付いたのか薄っすらと瞳を開け眠たげに彼を見上げた。


「おっお前…如何したんだその格好は…。」

「ぁ…これ。お店に来る人が…今日はハロウィンだからって。ダンテがこういうの好きだからって。」


は恥ずかしいのか頬を染めて呟く。
その愛らしい様に一瞬クラリとくるものの彼女の姿を他の男が見た事に腹立たしさも感じる。


「(そいつ誰だよッ…。)」

「ダンテ?」

「ぁあぁ。…でハロウィンだからか?」

「嫌いだった?」

「いや。全然。めちゃくちゃ好きだけど。(が着てるから余計に。)」

「そっかよかったぁ〜。」


彼女はダンテの思惑にも気付かず素直にニッコリと微笑んだ。
そっと立ち上がると目の前に置かれた袋を抱えてダンテの目の前にもって行く。


「これ作ってきたの。疲れてるでしょう?甘い物が必要だと思って。」

「あっあぁ。サンキュな。」

「ハロウィンだからパンプキンパイだよ〜。あっお皿とってくるね。」


ニコニコと上機嫌に普段全く使われていない小さなキッチンに入って行く。
ダンテは彼女の後姿を見ながら必死に理性を抑えようとしていた。


「あれはヤバイだろう…マジで。」


男の心理など理解していないであろう愛らしい彼女。
ダンテは着ていたコートを脱ぎ椅子に掛けると彼女の後を追った。


。」

「あれ?待ちきれなかった?」

「いや…。」


狭いキッチンに立ちパイを切っているを改めてみるダンテ。
思わず深く溜息を着き彼女の背後による。


「如何したの?」

「いや…美味そうだなと…」

「でしょう。今回は上手くかぼちゃを裏漉し出来たんだよね。」

「そっか…。」


彼女はダンテの思惑とは全く違う所に注目しているようだ。
身長差の為必然的にダンテを見上げる形になるは皿を持ったまま、
よほど上手く出来たのが嬉しかったのか彼を見たままニコニコと微笑む。


「あっ座ってていいよ?コーヒーも淹れるから。」

「…それより…。」

「にゃっ!?ちょっちょっとダンテ!」


後ろを向いて切り分けたパイを皿に盛っていたの腰に片手を回し背後から抱き締める。


「もっと美味そうなのがあるんだけど…食わせてくれねぇの?」

「美味そう?今日はパフェ持って来てないよ?」


自他共に認める彼女の天然さにダンテは苦笑すると彼女の米神にキスをしそっと耳元で低く囁いた。


「俺はが食べたい…。」

「私?私は食べられないよ??」

「クッ…あははは!」

「ほぇ?」


彼女のあまりの間抜けな返答にダンテは思わず噴出してしまった。
一頻り笑ったダンテは彼女を徐に抱き上げ(勿論お姫様抱っこ)
上機嫌な様子で二階へと上って行く。
は何故二階に上がるのかとハテナ顔だ。


「だっダンテ?なんで二階?お風呂入るの??」

「風呂場もいいな…でも…。」

「きゃっ!」


ドサッ。


「その前にまずじっくり味あわせてくれよ?」

「ッなっなに言って?」


軽くベットの上に降ろしたの上に跨るとペロリとそれは妖艶に唇を舐め彼女を見つめた。
アイスブルーの瞳に見据えられはようやく言葉の意味を理解したのか朱に頬を染める。
ギシリと鈍い音が響き彼女の上に跨ったままのダンテはゆっくりと自身の着ている黒いシャツを脱ぎ捨てる。
露になる肌と彼の鍛えられた身体には目を逸らす事も忘れ呆然としている。
ダンテはそんな彼女に気付くと笑みを浮かべ軽くキスをした。


「寝かせないぜ?Honey…」

「ちょっちょっと待って!」


彼女の胸元を止めてあるボタンに手を掛けながらキスをしてくるダンテには戸惑いつつもなんとか彼を押し返そうとする。
が、そんな彼女の抵抗等このデビルハンターである屈強な男には無意味。


「それにしても…この服ややこしいな‥。」

「だからちょっと待ってってば!!」

「駄目だ…。」

「う"〜〜だってシャワーとか…ね?」

「却下。」

「わ〜〜」


笑顔で押し切られてしまったは抵抗するのも止めてしまった。
大人しくなったの額に軽くキスをし器用に彼女の背に手を回しエプロンの紐を解く。
エプロンを少しずらして並んでいるボタンを外していく。


「っ…なっなんか…」

「……中途半端ってのも…エロイよな。」

「馬鹿っ!!」


厭らしく笑うダンテには真っ赤になると殴ろうとする。
そんな彼女の抵抗さえも愛らしく彼女の手を握りキスをする。


「う"〜〜〜〜ッ‥。」

「ほら…虐めねぇから…。」

「…(十分苛められてる気がする。)」


思考に陥りかけた彼女の身体がビクリと外気に触れる冷たさに震えた。
何時の間にやらダンテが彼女のワンピースの前のボタンをすっかり外していたらしい。
そっと服の中に手を入れ器用にブラジャーのホックを外す。
押さえを無くした彼女の胸がプルリと震えた。


「ッ…」

「何度見ても綺麗だな…。」


さっさとブラジャーを上へ押し上げ彼女の柔らかい乳房に触れる。
彼の無骨ながらしなやか指先が這う。


「ん…ぁ…ダンテ…。」


彼の掌にすっぽり納まってしまう大きくも小さくも無い丁度いいサイズ。
(本人的には小さい事が悩みらしい)ダンテはこの位が丁度良いと考えているようだ。
片方の掌で柔らかな乳房を揉み解し、もう片方は頂にあるピンク色に色付く飾りを口に含む。


「ひぁッ!…やっ…噛んじゃ…んん。」

「相変わらず感度いいな…。もう硬くなってる。」

「っ…そんな‥こと…ふ‥。」


舌先で硬くなった部位をしつこく撫で回し軽く吸い上げる。
もう片方の乳房は掌で形を変え指先で飾りを弄られる。
徐々に彼女の身体が色付き甘い声が漏れ始めるとダンテはクスリと微笑んだ。


「んやぁ…。」

「いや…じゃねぇだろ?」

「ふ…ん…。」


ビリビリとする感覚に彼女の瞳には涙が滲む。
ダンテは零れ落ちる涙を舌で舐め上げ口付ける。
はもう抵抗することは無かった。
彼の首に腕を回す。


「ふっ…ん…ぁ。」


口付けの間に漏れる声の艶めかしさ。
ダンテは彼女の口腔を舌で嬲りおずおずと伸びてくる彼女の舌を絡めとる。
きゅっと吸い上げると彼女は苦しげに声を漏らす。


「ん‥はぁ…。」

…。」


唇を離すと銀糸が彼等を繋ぎは酸素不足で荒い吐息を吐く。
ダンテは唇を舐めると再度彼女の白い乳房に向かった。


「んッ‥ダンテ…。」

「我慢できないか?」

「ん…だって…ッ‥。」


幼子の様にピチャピチャと舐めるダンテの頭を掻き抱きは切なげに声をあげる。
ダンテは顔を上げると彼女の首筋を舐め、震える彼女を抱き締めながらそっと腕を下に滑らせて行く。
ギュッと自身に抱きつき肩を振るわせうる彼女が妙に可愛らしくてダンテは微かに口角を上げた。


「ゃんッ!あ‥んん!」

「濡れてるな…。慣らす必要ないか?」

「んん〜…ッ‥。」


白いショーツの上から秘部の溝をなぞると其処は十分に濡れそぼっていた。
ダンテは其処の状態を確認しを見る。
はというと涙を沢山溜めた瞳で彼の瞳を見据え首を嫌々するように振った。
ダンテは彼女の反応に了承した意を込めにっこりと笑み、自身の首に巻かれた華奢な腕をそっと外し身体を下へずらしていく。


「ッ…や、はっ恥ずかしいよっ!」


スカートを上へ捲り彼女の両足を軽く掴みその間に自身の身体を割り込むとそっと彼女の下着を脱がしていく。
は恥辱に頬を染め瞳をギュッと閉じて微かに震えている。


「んッ!」


秘所に感じた彼の吐息に身体を大きく震わせた。
は慌ててダンテの頭を退かそうと手を伸ばす。


「やっ…ちょ…ダンテッッ。」

「ん〜…さぁて…っと。イタダキマス。」

「ひゃっ!」


慌てた彼女の声にダンテは顔を上げニヤリと笑った。
そのまま顔を下げ彼女の秘所に口付ける。
花弁は振るえ甘い蜜を零す。


「んん…ぁ…やぁ…ッ。」

「グチャグチャだな‥。」


ダンテの舌が動く度卑猥な水音が暗い部屋に響く。
花弁を丁寧に舌でなぞりプクリと硬くなった花芯を舌で軽く吸ったり撫でたりすると彼女の腰がビクビクと震える。
片手で秘所を押し開き舌の動きはそのままに指を2本差し入れると其処はなんなく彼の指を咥え込んだ。


「俺の指は美味いか?…それとも…こっちの方がいいかな?」

「っやぁ…ん…どっち‥も…ん。」


ダンテの細い銀髪を両の手でかき混ぜ、まるでその仕草はもっと欲しいと言っているかのようで。
彼は知らず唾を飲み込む。
指を抜き差しすれば彼女の嬌声が響き荒い吐息が漏れる。


「あぁ…ぁ‥ん…やぁ…もぉ…ッ…ん」

「イきそうか?」

「ん…。」


顔を上げたダンテに頷けばずるりと指を抜き取られる。


「ひゃぁ…っ…意地悪…。」

「クク…可愛いな。」


引き抜いた指を厭らしく舐め上げ彼女を見下ろす。
透き通るように白い肌には朱が走り。
荒い吐息が漏れ。
薄く開いた唇から覗く紅い舌と。
涙に濡れた大きな瞳。
きゅっとシーツと掴む華奢な掌。
淫らに乱れたメイド服。
どれもが彼を誘って止まない。


「さて…それじゃあ…挿れるぞ?」

「ん……。」

「今日はやけに素直だな?」

「だって…ッ」

「さっきのオアズケがきつかったのか?」


急くようにベルトを外しながらわざと耳元で掠れた声で囁けばビクリと腰を振るわせる。
今の彼女は彼の吐息にさえも反応してしまう。
ダンテは愛おし気に彼女の額にキスをし片足を抱えると自身の肩の上にのせる。
濡れそぼった入り口に自身の昂ぶりを撫でつけ、焦らすように動かす。


…欲しいか?」

「ダンテッ……欲しぃよ。」

「いい子だ。」

「んぁッ!!ぁ…あぁ…」


彼女の言葉にふっと微笑み押し当てていた熱の塊をゆっくりと挿入する。
びくびくと彼女の内壁が震え彼を奥へ奥へと誘う。


「なんだ?挿れただけでイったのか?」

「だって…ん…ぁあ…ふかぃよぉ…。」


ズンっと最奥まで押し込めると軽く息を吐き口付けた。



























後記

ハロウィンにアップ間に合わなかった(泣)
アンケートでダンテのエロってのがあったのでv
一応アンケート結果作品になります。
しかし…濃いなぁ…(爆)これから更に濃くなりますがちょい書き切れないので次に進みます;




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