セクハラ撃退法






セクハラ撃退法




















今日はソルと久し振りに会う。

一ヶ月ぶりだった。

ワクワクしながら彼と待ち合わせた場所へと急ぐ。

腕時計の針を見ながら走る。

約束の時間まであと…


「5分!待ちあわないよー!」


彼女の頑張りで何とか時間内に間に合ったのだが、

当人は既に待ちきれずに煙草を吸って不機嫌そうな顔をして立っている。


「ゴメン遅くなっちゃった」


不機嫌な顔をしたソルは顔を上げる。

口に咥えた煙草を投げ捨て、に近づく。


「遅いぞ…、ん?」


「ソル?何見てるの?」


「いや、…」


「?」


「胸、ねぇな」


ムカッ!!


ソルの言ったことに腹が立った。

言われてみるとムカつく。

一番自分のスタイルを気にしているのに。

なんで、思ったことまでスバスバ言ってしまうのか?

はソルを睨んだ。


「何だよ…冗談だ、冗談」


「冗談にもほどがあるよ、一番気にしてたのに」


「機嫌悪くするな、悪ぃ」


ソルの態度は変わってない。

まだ人をからかう気だ。

頭の血管が今にもキレそうだった。

はソルの腹や胸板を叩く。


「ソルの馬鹿!馬鹿!馬鹿〜〜〜!!」


が叩いてもソルには痛くも痒くもない。

彼はくくく…と笑いながらを抱きしめる。


「ソル?」


…」


何やらゴソゴソと動くものに気づく。

よく見ると私の腰とお尻にソルの手が…


「きゃああああ!」


「今更驚くな!気づくのが遅ぇんだよは」


「このセクハラおやじ!」


「んだぁ?もう一回言ってみろよ」


「セ・ク・ハ・ラ・お・や・じ!」


ブチブチとソルの血管が切れる音が聞こえ、は青ざめた。

もう逃げられない…


「やばい」


「…………………」


ソルの手が再び動く。

今度は手を上へやり、胸を触る。


「ぎゃあ!」


「お前、色っぽくねぇ声だな。見る限り胸は小せぇが…」


「小さいが?」


「触ってみるとでけぇ」


満足そうな笑みを浮かべて、の胸を揉む。

の怒りが爆発した。


「ソル…」


「なんだ?」


「いっぺん地獄へ逝け!」


ドカッ!!


はソルのアレを思いっ切り蹴った。


「ぐぉっ!」


あまりの痛さにソルは前屈みになり、その場に座る。

そして顔を上げ、


「使いものにならなくなったら、どうすんだ!」


ソルの顔が怖かった。

ちょっと仕返ししただけなのに。

本当に怒るとは思わなかったのだ。

は反省して、ソルに謝る。


「……ごめん」


「分かったら、もうやるなよ?」


「……うん」


「お前はオレの女だからな、何やってもいいんだよ」


「ソル///」


「ほら、何赤くなってんだ?買い物行くんだろ?」


「うん、行こう!」





その後、買い物を済ませた二人はsatiの家へ行き、共に過ごすのだが…

またしてもソルがセクハラをし、は大激怒!

彼はに閉め出しを食らってしまうのであった。




















四廃戒棄様に捧げる相互記念ソル夢。
ちょっぴり甘く、そしてソルがおやじ化してしまった話。
すいません、ソル夢苦手なもので、こんな夢しか書けなくて(汗)
ヒロインさんをからかうついでにお触りした訳で…
本当に申し訳ありません。こんな夢で宜しければ拉致してください。
リクエスト有難う御座いました。
これからも宜しくお願い致します!!






隼じゅん様に相互記念に頂いちゃいました!!
予想よりも更に面白くvvめちゃくちゃ俺好みですvv
抵抗しつつもラブラブな主人公ちゃんがLoveですな〜
ありがとうございました〜
大切にさせていただきますvv