まず自分の周りの人達はどうしてサングラス（しかも色が濃い）を肌身離さず掛けているのだろう。
一度セラフに聞いたことがあるが明確な答えは帰ってこなかった。
素性を知られないようにする為？が一番有力だ。
「？」
「でもなぁ…知り合いで素性がって可笑しいよねぇ…。」
「如何したんですか？」
「う〜ん…どうしてかなぁ…。」
「………？」
「はぅ！？せっセラフ…なに？」
「どうかしたんですか？」
「うっううんなんでもないよ。」
びっびっくりしたぁ…。考え事してて全然気付かなかった。
まさか目の前に行き成りセラフのアップがあるとは…
あ〜驚いた…。
そういえば…。
「ねぇセラフ。セラフはどうして"翼の無い天使"って言われるの？」
「は？なんですか唐突に…。」
「いやどうしてだろうなぁって。」
「…………。」
「でも翼の無い天使って堕天したってことだよねぇ…ということは………悪魔？」
「な ん で す か ？」
「ひぃッ。なななんでもありませんデス。はい。」
せっセラフ今すんごい凄みが増したような…。ってかすごい小声で言ったのに聞こえたのか。
やっぱり翼の無い天使ってあってるかも。
セラフみたいなタイプは怒らせたら恐そうだ…。
「う〜ん…にしても私の周りって面白い人多いよねぇ。」
「如何したんですか今日は…。」
「いや前々からの疑問を今まっとうに考えてみたんだよ。」
「面白い…とは？」
セラフは首を傾げている。う〜ん…男の人なのに可愛いなぁ。
っとそうじゃなくて…。
「ほら。トリニティもモーフィアスもネオも全身、色が統一されてるでしょ？黒一色だし。」
「言われてみれば…。」
「ゴーストはたまに色が違ったりするけどみんな比較的単色だし。ツインズなんか真っ白だしね〜。」
「…………。」
セラフの眉間に皺が寄った。
どうもセラフはツインズが嫌いみたいだ…。
ツインズもセラフの事知ってるみたいだし…？？
「ね？普通の服装の人から見たら十分面白いでしょ？きっと買い物とか一緒に行ったらすごい目立ちそうだよね…。」
「そうですね。」
「あっでもセラフは割かし普通…かな？うん。」
セラフの服はチャイナ服？カンフー服？見たいな上着にゆったりした黒のズボン。
シンプルだけど彼に良く似合ってると思う。
でも…料理する時にオラクルとか私が使うエプロンそのまま使うのが微妙かも…。
セラフは一般男性（この場合日本人ね。）より体格いいと思うし。
なにより上着で普段は気付かないけどかなり筋肉質だと思う。
それなのに白いフリル付きとかピンクのエプロンとか…。しかも上着脱いでタンクトップでやるから。
………今度エプロンプレゼントしよう。
「……セラフ今度買い物行ったらエプロン買おうね。」
「はあ…？」
結局どうして？って思っても本人達には分からないみたいだし。
というか理由は無いのか…？
オラクルに聞いたら類は類を呼ぶって言われたし…。
ちょっとまてそしたら私も…
「大丈夫ですか？」
「ハハ…うん。」
皆と一緒にされても…。でもまぁ朱に交われば赤くなるとも言うしね。
理由は分からなかったけど、皆を好きなのには変わらないからまぁいっか。
「とりあえずセラフのエプロン如何にかしないと…。」
「？」
でも最近アンバランスもいいかもしれないと力いっぱい朱に交われば〜って来てる気がする。
後記
アンケートで主人公独白系は？
というのを受けそういえばあんまり書いてないなぁと思い…。
書いて見ましたが…。なんだこれは（笑）
因みに結局エプロンは買いに行かなかったようです。
そんなセラフも可愛いかも…って感じで（笑）既に毒されてますねぇ。
